インプラントと入れ歯の違い

皆さんこんちには。
西川歯科医院です。

当院では、これまでたくさんの患者さまにインプラント治療を実施してきました。

その中にはもともと入れ歯を使っていた方も少なくありません。

そこで気になるのがインプラントと入れ歯の違いですよね。

人工歯根の有無の違い

インプラントと入れ歯を比較した場合、最も大きな違いは「人工歯根」の有無です。

入れ歯をはじめとした一般的な歯科治療には、人工歯根が存在していません。

そのため、入れ歯を周囲の歯に引っ掛けたり、粘膜に吸着させたりすることでお口の中に固定します。

これでは本物の歯と同じような安定性は得られませんよね。

一方、インプラントには「インプラント体」もしくは「フィクスチャー」と呼ばれる人工歯根が存在しています。

その結果、さまざまなメリットが得られるようになるのです。

インプラントは、人工歯根と上部構造（人工歯）から構成されており、天然歯とほぼ同じ構造となっています。

そのため、噛んだ時の感覚は天然歯に限りなく近くなっています。

その点、入れ歯には歯根に相当する部分がないので、噛んでいる時にズレたり、外れたりしてしまうものなのです。

インプラントと入れ歯では、見た目にも大きな違いがあります。

入れ歯というのは、素材や製作方法にこだわることで、美しく仕上げることもできますが、やはり違和感は生じてしまうものです。

大型の装置をお口の中に入れるのですから、仕方のないことといえます。

一方、インプラントは人工歯根を埋入して、その上に人工歯を設置するだけなので、見た目も極めて美しく仕上げることが可能です。

その他、インプラントは顎の骨が痩せにくかったり、周囲の歯を犠牲にする必要がなかったりするなど、従来の方法よりもメリットの大きい治療となっています。

このように、入れ歯と比較することでインプラントの特徴がよくおわかりいただけることかと思います。

もちろん、インプラントにも「外科処置が必要」「保険が適用されない」などのデメリットがありますので、それらを勘案した上で治療を選択することが大切です。